BLACK STONE CHERRY 『KENTUCKY』

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BLACK STONE CHERRY 『KENTUCKY』(2016)

アメリカ南部の香り漂う骨太ハードロックバンドBlack Stone Cherryの5枚目のアルバムです。
彼らが影響されたバンドは(iTunesによると)AC/DC、レーナードスキナード、サウンドガーデン、ブラッククロウズ、ZEP。これらをバランスよく昇華して、Black Stone Cherry独自のサウンドを確立してきました。 

今回のタイトルは出身地の『ケンタッキー』。レコーディングも1stを録った地元のスタジオ、同じスタッフで。ブックレットには現場での音楽仲間たちとの写真が載っていて、温かい空気が伝わってきました。 
そんな5thはやはり原点回帰を感じさせますね。イマドキなへヴィさも持ちながら、やはり70年代風の渋みと南部の埃っぽさを感じさせるHRが彼らの原点だなぁ~と改めて実感。聴いていると3rd4thの要素も兼ね備えているので、デビュー時よりもパワフルだし音楽の幅も広がってる。「デビュー時と同じ環境下で制作」ということで彼らの成長が浮き彫りになったんじゃないかな~と思います。

もちろん新しい試みも。中でもソウル歌手Edwin Starrの"War"のカヴァーは印象的でした。ファンキー&ゴージャスに中盤を盛り上げます。
ん~ソウルもBSC風仕立て(^^♪このクリス・ロバートソンのVoなら、この先もっと貫禄出てきそう(笑)

今回は発売前、数曲聴いた時から、”完全に地に足がついてる!”っていう安心感がありました。
デビュー時から10年経ってこうしてBlack Stone Cherryらしい魅力満載のアルバムをリリースしてくれたことに満足です
 

Soul Machine
(こういうの聴きたかった!このうねり、骨太ハードロックがカッコイイです




Cheaper To Drink Alone
(派手ではないですが、こういう曲の堅実さが有り難いです。自然体ロックというか?南部のかおりがするこういう曲は落ち着くなぁ~)


 

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http://blog.livedoor.jp/newkeep50/archives/1039738568.html